セブンスドラゴンIII code:VFD

概要

『セブンスドラゴンIII code:VFD』は、2015年10月15日にセガゲームスからリリースされたニンテンドー3DS用ファンタジーRPGです。このゲームは、セブンスドラゴンシリーズの第4作目であり、シリーズ全体のストーリーを締めくくる役割を果たしています。物語は過去、現在、未来を舞台にし、各時代の世界を行き来しながら進行します。

本作の制作スタイルは前作『セブンスドラゴン2020-II』と異なり、新しいチームが構成されました。しかし、キャラクターデザインを担当する三輪士郎や作曲を担当する古代祐三、メインシナリオライターの与田想など、一部の主要スタッフは継続して参加しています。戦闘システムも大きく変更され、プレイヤーは3人×3チームを編成する新しいスタイルで戦うことになります。

ストーリー

舞台は2100年の東京。2度の真竜との戦闘を経て、一時の平和を取り戻したこの時代は、かつての文明に戻ろうとしていました。そんな社会背景の下、「ノーデンス・エンタープライゼス」では、80年前の竜襲来時の情景を再現したバーチャルリアリティアトラクション『セブンスエンカウント』が人々の関心を集めています。

主人公は、セブンスエンカウントのチケットを持つ少女ミオと出会い、彼女と共に新たな冒険の旅に出ることになります。この冒険は、竜を狩る者としての物語の始まりです。

舞台設定

東京

2100年の東京は安定を見せているものの、実質は国際自衛軍ISDFの統治下にあります。かつての国会議事堂は立ち入り禁止となっており、政治的な混乱を影響しています。

アトランティス

時代は約1万2000年前、アトランティスは海に浮かぶ国家として存在しました。独自の種族「ルシェ」が繁栄しており、社会の上下で摩擦が発生しています。真理を求める13班の介入により、アトランティスの運命は変わることとなります。

エデン

5000年後の未来、エデンでは科学技術が進化しており、独特な生活様式が確立されています。しかし、真竜の脅威は現在でも存在しており、その力を再び封じ込める必要があります。

登場キャラクター

ゲームの魅力の一つは、多様なキャラクターたちです。

• - 主人公: 名前・外見・性別などを自由にカスタマイズでき、ストーリーの進行にあわせて成長していきます。
• - ミオ: 主人公と出会う少女で、優れた頭脳を持つが体力に欠けるキャラクター。彼女は情報解析の専門家として主人公を導いていく存在です。
• - ナガミミ: ノーデンスのマスコットであり、13班のナビゲーターとしてサポートします。

また、13班には様々な背景を持つ仲間たちが揃い、それぞれのストーリーが展開されます。

プレイシステム

『セブンスドラゴンIII code:VFD』では、独特な戦闘システムが採用されています。プレイヤーは3人のキャラクターを1チームとして編成し、最大3チームを駆使して戦うスタイルとなります。このシステムにより、戦略的な場面が生まれ、プレイヤーはさまざまな戦術を考えることが求められます。

音楽とアート

ゲームの音楽は、サウンドコンポーズを担当した古代祐三によって制作され、物語の雰囲気を引き立てます。キャラクターデザインには三輪士郎が寄与しており、視覚的にも魅力的な世界が展開されます。

結論

『セブンスドラゴンIII code:VFD』は、シリーズの集大成としてファンタジーRPGの魅力を詰め込んだ作品です。過去、現在、未来を行き来する物語や、個性的なキャラクターたちとの出会いを通して、プレイヤーは壮大な冒険を体験できます。

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